――前回オーストラリア戦で4-3-3に変更して勝利したが今は日本の戦い方が研究されている。相手にどう対応する?
もちろん相手の出方は見なきゃいけないと思うし、前回とシステムが同じなのか変えてくるのかみたいなところは最初気にするべき部分なのかなと思います。
あとは試合の状況の中で、システムはあるけども一人一人がちょっとボール受けるところの立ち位置を変えられるかとか、そこら辺は選手個人の判断だと。
もちろん相手のやり方を見ながら自分たちが変えられれば理想ではありますけど、まず自分たちのやるべきことっていうのを前面に出していくっていうところが大事なのかなと思います。
――引き分けOKだが選手は「勝ちにいく」という。それが逆に緩みに繋がる部分はない?
うーん。勝ちにいく姿勢を見せるということに対しては全然悪いと思っていません。
それが緩みになるということは思ってないというか、逆に引き分けOKと考えてやってたほうが多分自分たちにとってはあまり良くないのかなと。
もちろん引き分けでも悪くないという考え方はみんな分かってますが、そこはDFとか僕みたいな守備的なMFの選手たちが意識すればいいと思います。
僕がアンカーで出るとしたら、そこまでリスクを負ってまで前線に出て行くようなプレーをする必要があるのか。そこら辺はもうピッチでの判断になると思うので。
基本的には点を取りにいく姿勢だったり、勝ちにいく姿勢というのを見せたほうが結果的に引き分けられる可能性も高いと思います。ただそこは結果がどうなるかにもよるというか(笑)。
とにかく勝ちにいく姿勢をみんなで統一して、そうやって思ってるということ自体が良いことなんじゃないかなって思いますね。
――そういう時に主導権を握られないためにどうしたらいい?
もちろん勝ちにいくといっても別にやみくもにずっと攻撃的にやるわけではありません。相手が勝ちにくることを分かっている前提として、主導権は別に自分たちが90分間握ってなきゃいけないとは思っていないので。
パワーの使いところだったりとか、相手がどういう形でやってくるのか、どこにどうプレッシャーをかけてくるのか、どのタイミングでパワーを使ってきているのかという感覚みたいなところはピッチ内で感じることが大事だと思います。
そこは経験ある選手も多いと思うので、そんなに心配はしてないです。