元日本代表FW工藤壮人が32歳の若さで死去した。
所属チームのテゲバジャーロ宮崎は、今月11日に水頭症の手術を受けたが、その後、容態が悪化していると報告。その後、21日に息を引き取った。
日本代表のキャプテンである吉田麻也も彼の死をこのように悼んでいる。
「この写真の日からたった9年です。あまりにも早すぎて言葉が見つかりません。選手会からもコメントしたように少しでもご家族のサポートが出来るように考え、取り組んでいきたいと思います。心からご冥福をお祈りいたします。」
また、日本プロサッカー選手会会長でもある吉田は、選手会を通じてはこのようなメッセージも出した。
「工藤選手のご逝去の報に接し、信じられない思いです。我々日本プロサッカー選手会の同士の突然の悲しい出来事に言葉がありません。
ご遺族の皆様、工藤選手のファン・サポーター、関係者の皆様のご心痛は、いかばかりかとお察し申し上げます。
あまりにも早い別れに動揺していますが、選手会としても少しでもご家族のサポートが出来るように考え、取り組んでいきたいと思います。
在りし日の工藤選手のお姿を偲び、お悔み申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。」
選手会も「工藤選手は誠実なお人柄から、多くの人から愛され、人望がとても厚い選手でした。所属していた柏レイソルでは選手会長として選手会の活動にもご尽力いただき、日本代表はじめ、2011年のJリーグ優勝に貢献するなど、残された足跡は尽きません。」と哀悼の意を表している。
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かつて工藤がプレーした古巣ブリスベン・ロアはこの日の試合でゴールした際、彼のユニフォームを掲げてその死を悼んだ。
そして、監督は工藤と遺族にこのような言葉を送っている。
ワレン・ムーン(ブリスベン・ロア監督)
「我がクラブの皆と同じように私も元チームメイトで友人だった工藤の死去を受けて、深い悲しみに暮れている。
彼はとても素晴らしい性格をしていた。毎日の練習にはいつも飛び切りの笑顔でやって来ていた。
(周囲は)彼がいなくなったことですごく寂しがるはずだ。この悲しみの時に彼の妻と若い娘さんに思いを寄せる」
また、元日本代表の本田圭佑も「工藤。32歳は無念すぎるよ。」と追悼メッセージを出した。
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