カタールワールドカップでもなかなか固まらなかったポジションの一つ、日本代表の左サイドバック。

新戦力の台頭が望まれるなか、大卒1年目ながら川崎フロンターレで今季8番目の出場時間を記録した佐々木旭もその候補の一人となりそうだ。

そこでQolyは、近年日本代表で勢力を広げる「大卒選手」でもある、22歳の新鋭DFに単独インタビュー!

インタビュー後編となる今回は、高校時代や流通経済大学への進学、曺貴裁氏との出会い、サイドバックへのコンバートなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年11月10日)

――(前略)流通経済大学での4年間を振り返って、大学サッカーで感じたことや掴んだものはいかがですか?

流経だったからというのもありますけど、やはり4年間寮生活で4人部屋というところで、監督にも「人を思いやる心は大事にしなさい」とずっと言われてきました。そういった人間性のところはすごく成長させてもらったなと感じます。

サッカー的にもやはり、たくさんの人数がいるなかで自分が試合に出るためにはどうしたらいいのかと考えるようになりました。

周りにもプロに行く選手たちが結構いたので、そういった選手たちを見習うじゃないですけど、彼らを基準にしてサッカーができたからこそ今があると感じます。

――今も出ましたけど、佐々木選手の学年は12人がJリーガーになりました。その中でも特に、キャプテンを務めていた満田誠選手がサンフレッチェ広島で活躍し、E-1選手権の日本代表にも入りました。大学時代の満田選手はどんな選手でした?

2年間同部屋でしたが、あまりワイワイするタイプではなかったです。

4年生でキャプテンになってからはやはり彼自身すごい何か背負っているものがあったと思いますし、プレーもなかなか良くならなかったのですごく大変だったのかなと感じていました。