かつて京都サンガやサンフレッチェ広島などでプレーした元日本代表DF水本裕貴が現役引退を決めた。
最後にプレーしたSC相模原を通じて、以下のようなコメントを発表している。
「2022シーズンをもって引退することを決断しました。
1993年のJリーグ開幕をTVで見てサッカーを始めてから30年経ちました。 高校を卒業して19年間プロ選手として闘い続けてこられたのは応援してくださったファン、サポーターの皆様、切磋琢磨したチームメイト、たくさんのことを学ばせてくださった監督、コーチ、素晴らしい環境を整えてくれたクラブスタッフのおかげだと感謝しております。 ありがとうございました。
2011年に頭蓋骨骨折という生死に関わる怪我をしたとき当時8ヶ月だった長女を抱きながらサッカーを諦めようと考えたこともあります。 2022年に顎を骨折したときは医師からすぐに引退した方がいいと伝えられました。 それでもサッカーへの情熱とたくさんの方の支えのおかげで再びピッチに戻ってこられました。 感謝の思いはどれだけ言葉を重ねても言い尽くせないほどです。
遠征で家を空けることも多く次女には人見知りされたこともあります。 練習後に身体をケアするため公園で遊びたい子ども達を連れていくのはいつも妻でした。 24時間サッカー中心の生活に付き添ってくれた妻と学校行事にほとんど参加出来ず寂しい思いをさせてばかりだった2人の娘には本当に感謝しております。
これからはサッカーを愛するものの1人として指導者の道にチャレンジしたいと思います。今まで本当にありがとうございました。」
水本は1985年生まれの37歳。マンマーキングに絶対的な自信を持つストッパーとして活躍した。
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広島時代にともにプレーした浅野拓磨は、引退の知らせを聞いて、このようなメッセージを出している。
「プロサッカー選手になると同時にこの人と出会えてこの人を選んでこの人の背中を見てこの人と一緒に成長してこれた。
大先輩やけど若手の俺らと一緒に肩を並べて成長を求め続ける姿を見て俺もこうなりたいと強く思った。
あの時の俺の選択は本当に素晴らしいと思う。
この人の近くにいることを選んだ若かった自分を褒めてやりたい。
本当にそう思わされるほど水本裕貴という人は、、、何て言えばいいかわからない。
とにかくすごいんですよこの人。
『感謝。』」
強い向上心を持った憧れの先輩だったそうで、「とにかくすごいんですよこの人」と感謝の言葉を添えていた。
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