トッテナム・ホットスパーやエヴァートン、ベシクタシュでプレーしてきた元イングランド代表MFデル・アリが、薬物中毒やうつ病を抱えていることを告白した。
若くしてイングランド代表の中心的な司令塔となった天才アタッカーであるが、ここ数年はなかなかピッチで結果を残せておらず、批判を受ける対象となっていた。
昨季はベシクタシュの練習を無断で欠席したとしてローン契約が打ち切りとなり、シーズン途中でエヴァートンへと送り返されるというトラブルもあった。
彼は今回「オーバーラップ」というプログラムでギャリー・ネヴィルによるインタビューを受け、メンタルヘルスの治療を受けていることを告白した。
デル・アリ
「これまであまり話していなかったが、皆さんに理解していただけるようないくつかの事件があった。
6歳の頃、よく家にいた母の友人から性的虐待を受けた。僕の母はアルコール依存症だった。そして規律を学ぶためにアフリカへと送られ、その後送り返された。
7歳の頃に喫煙を始めた。8歳の頃に麻薬の取引を始めた。サッカーボールの下にドラッグを持っていた。
9歳の頃、隣の家の男によって橋から吊り下げられた。そして12歳の頃に養子に出された。
それ以来、僕は本当に素晴らしい家族に養子縁組されたんだ。これ以上僕のために尽くしてくれることを求められないほどに。