毎週木曜日に『DAZN』で更新されるプログラム「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は佐藤寿人をゲストに招いて日本代表の試合を振り返ったほか、今月行われるバルセロナ対レアル・マドリーの「エル・クラシコ」を特集した。

その中では今回行われたEURO2024予選でのベストゴールを選ぶコーナーも。佐藤寿人が選んだのは、ウェールズ代表のハリー・ウィルソンがクロアチア相手に決めたバックヘッドでの得点だった(動画32秒から)。

佐藤「これは日本人がペナルティエリア内で点を取るための術が凝縮されていて…多分狙い通りだったんじゃないかなと。

僕が現役のとき、クロスをカットインから上げる選手には『センターバックのストーン(一番ニア側のスペースを埋めている選手)を越えさせないで』って言っていたんですよ。

むしろ、ストーンの選手をめがけて蹴ってくれと。そうすると、クロスを入れる選手がカットインしたときには最終ラインが横一列に揃う。

そしてストーンめがけて蹴ってくれれば、僕はその前に入っていく。そして鼻先で触ると、身長差が関係なくなる。

極端なことを言えば、身長150cmの選手でも190cmのセンターバックを無力化できる。

ゴールキーパーからしても、低くて速いボールだとポジションを動かすことが難しいので、滞空時間があるクロスよりも対応しにくい」

内田「ストーンめがけて蹴るというのは初めて聞いた。セカンドポスト(いわゆるボールサイドから遠い方に入っていく選手こと)はよくあるけどね」

佐藤「僕は身長が小さいので、競っても勝ち目がない。センターバックって自分が良い立ち位置を取って良いポジションで弾き返したいんですよね。

それをさせないための場所…ということを考えれば、これはとてもいいポジションだと思います」

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ボールに近いサイドでセンターバックの前に入れば、シュートを打つ角度は限定される一方、身長が小さくても先に触ることはできる。あとは合わせる技術次第…というところだろうか。

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