ラツィオで控えが定位置になりつつある鎌田大地。マウリツィオ・サッリ監督はスペイン人MFルイス・アルベルトとの共存が難しいためとその理由を説明している。
そのアルベルトが負傷したため、鎌田は6日に行われるコッパ・イタリアのジェノア戦で先発起用が予想されている。
そうしたなか、『Corriere dello Sport』は、鎌田の現状についてこのように伝えていた。
岐路に立つ鎌田。ジェノア戦でアルベルトに代わって中盤を任される彼は、ラツィオでの将来を確固たるものにしなければいけない。
8月時点で鎌田は新加入選手のなかでポールポジションにいた。今の彼はチームの後方にいる。居場所も役割もない。
アルベルトやペドロの穴埋めとしてプレーしてきたが、ジェノア戦では自らを再発見し、ローマに来た意味を見出そうとするだろう。
明日は彼の出番だ。ナポリ戦のゴールで注目を浴びた鎌田だが、それを繰り返すことはできなかった。
サッリ監督は中盤の右や左で起用してきたが、緊急事態となった先月には、それほど信用を持たず前線に配置。
その衝撃は彼の不快感や不信感につながる悲しみを強調するものとなった。サッリは言葉で彼を繋ぎとめようとしたが、ピッチ上では逆効果が現われた。
「この役割が気に入っている、欧州レベルの偉大なメッツァーラ(≒インサイドハーフ)になりたい」と話していた鎌田だったが、外されることが多くなるとそのことへの不満をぶちまけた。