「チャンピオンになる気持ちを持ち続けてほしい」
関西大学サッカー部のコーチを務め、関大FC2008では監督としてチームを率いている後藤亮太氏は、試合後のインタビューで以下のように話していた。
――おめでとうございます。グループステージ3試合、決勝トーナメント3試合を振り返って?
グループステージもそうですし、決勝トーナメントも1つ 1つで簡単な試合がなくて、ギリギリの勝負をやらせてもらっ たと思います。ヒリヒリしながら、ドキドキしながら、楽しいカップ戦でした。
――このカップ戦を通して「関大が強かったな」という印象です。指導者なしでやった試合もあったと聞きましたが、選手にどんな変化を感じますか?
私はこのチームの専属ではないので、他に仕事があれば週末は選手だけで行ってもらう時もありました。
その中での変化と言えば、結局は「責任感が生まれる」ということですね。
週末だけではなく、平日も選手だけに任せる時も多くて、このカップ戦では迷惑をかけてしまったんです。ただ、それは選手たちにとってはいい成長に繋がったのかなと思います。
――このカップ戦での優勝を、今後どんなことに繋げてほしいですか?
タイトルを獲るというのはやはり色々な要素が必要になります。ただ強い気持ちがあれば取れるわけでもなく、運も必要です。もちろん実力もないとダメです。
「チャンピオンになる」というところを目指す気持ちを、常日頃から持って欲しいですね。この成功体験を糧にして、みんなにはこれからも進んでいってほしいなと思います。
――最後は胴上げもされていましたね
胴上げされた経験は…監督になってから初めてになるんですけど、やっぱり嬉しいですね。ただ、本当に頑張ったのは選手たちなので、自分よりはできればみんなを褒め称えてあげたいです。
――優勝おめでとうございます!お疲れ様でした
4回生最後の舞台となったKSLアストエンジカップで優勝を果たした関大FC2008。関西サッカーリーグでは7位で2部降格を喫したものの、学生チームの常として日が立つごとに強さを増していった印象だ。
決勝進出の関大FC!J内定の西村真祈&百田真登はどんな存在?
来季はこれを経験した下級生が、関西大学のトップチームやこの関大FC2008にその経験をもたらし、さらに強くなっていくかもしれない。来季の関西大学にも注目したいところだ。