今季、チャビ・エルナンデス監督の下でなかなか難しいシーズンを過ごしているバルセロナ。

19試合を終えて12勝5分け2敗と成績はそれなりに出ているものの、首位のレアル・マドリーと2位のジローナには勝点差7をつけられているほか、余裕を持って勝てる試合がとても少なくなっている。

そのためこの勝点以上に批判を受けている状況にあるが、それを裏付けるデータが伝えられた。バルセロナはなんと76分までにリードしていた試合が19試合中3回しかなかったとのこと。

76分の段階で勝っていたのは3節のビジャレアル戦、5節のベティス戦、15節のアトレティコ・マドリー戦だけで、9試合は残り15分とアディショナルタイムでなんとか勝ち越したもの。

ちなみにバルセロナがゴールを決めた時間帯のパーセンテージは以下の通りとなっている。

  • 0~10分:3%
  • 11~20分:8%
  • 21~30分:6%
  • 31~40分:6%
  • 41~50分:8%
  • 51~60分:11%
  • 61~70分:8%
  • 71~80分:14%
  • 81~終了:36%

なんと全得点の36%が試合終了間際のもの。逆に試合開始から10分はわずか3%しかゴールが決まっていない。なんというスロースターターであろうか。

一方で失点についてはこのような時間帯になっている。

  • 0~10分:14%
  • 11~20分:14%
  • 21~30分:9%
  • 31~40分:14%
  • 41~50分:14%
  • 51~60分:0%
  • 61~70分:9%
  • 71~80分:18%
  • 81~終了:9%

失点については65%が50分以内に決められてしまっており、71~80分にも失点する傾向があるようだ。終盤までスリリングな展開になっていることがよく分かる。

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ちなみに、残り15分間のプレーだけで見れば、リーガでもっとも多くのゴールを決めているのがバルセロナ。いわゆる「土俵際の勝負強さ」を見せているともいえるが…。

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