――瀬古選手が入った頃の明治は、本当にもう同期というか一つ下の学年を含めて錚々たる選手がいたと思います。ポジション争いは凄かったですか?
僕は最初、ポジション争いにも入れていなかった状況でした。
1学年13人しか入れないですし、それこそ全国レベルの選手…代表に入っていたり、全国優勝するようなチームで主力だった選手が集まってくる集団だったので、もちろんそれは凄かったですね。
――そうしたなかで、4年生の時には大学3冠というか5冠を達成されました、あの1年で一番印象に残っていることは?
一番印象に残っているのは、やっぱりインカレで優勝できたことですかね。最後というのもありましたし、ちょうどその時、僕の誕生日だったので、色々重なって印象に残っています。
――桐蔭横浜大との決勝戦ですよね、延長戦に入ってという凄い試合でした(※スコアレスからの延長戦3-1で明治が勝利)。1年の締めくくりだった分、気持ちもかなり入っていました?
その時はあまり気負いとかもなく、チームとしても本当にシーズン最後のタイトルがかかった試合で、どちらかというと自信のほうが強かったです。あとはゲームを楽しむ気持ちが強かったのでリラックスしてプレーができていました。
――当時のチームメイトの中から、森下龍矢選手が日本代表に入りました。あの時の明治のメンバーから初めてのA代表デビュー。大学時代の森下選手はどんな選手でした?
今とそれこそプレースタイルは全く変わらないです。推進力であったり、何事にも本気でプレーするのでそういったところかなと思います。
――森下選手が日本代表としてプレーしていることは、瀬古選手にとってもやはりすごく刺激になっていますか?
同期にそういう選手がいることは、自分としても刺激にはなります。