――ちなみに、大学では就活をされて、クレジットカード会社に内定されていたと聞きました。カード会社を志望したのはなぜです?

3年生の時に部の会計をやっていて、お金の管理をしていたのでその経験を生かして銀行などお金関係のところに就職したいなと思っていました。

それでカード会社を受けたというのが一つと、当時はまさかその後コロナになるとは思っておらず、2020年に東京オリンピックが控えていたので、キャッシュレス化が進んでいくと考えてカード会社を一番に選択しました。

――そこから2020年に横浜FCへ加入されて2シーズン在籍、2年目にキャプテンも務められました。横浜FCでの2年間はやはりすごく大きなものでしたか?

そうですね。学生の時に横浜FC加入が決まって、特別指定選手にしていただいたので、基本的に平日は横浜FCで練習、週末は大学のほうで試合に出るというのが多かったです。プロ1年目だからといって初めて練習とかそういう感覚もなかったので、すんなり入れました。

とはいえ、最初から主力という感じではありませんでした。キャンプでチャンスをもらい、当時の開幕はリーグよりも先にルヴァンカップがあったのでそこで出場機会をいただいて、掴み取れたというのがありました。

横浜FCでの2年間で僕のプロとしてのキャリアはすごく変わったというか、今の良い方向に持っていけている要因はあそこにあったかなと思っています。

――瀬古選手の強みの一つとして、プレースキックがあります。当時チームメイトだった中村俊輔さんに教わったり盗んだりしたことはありました?

1年目(2020年)はそんなにでしたけど、2年目は一緒にフリーキックの練習をしてもらったりしていました。

それこそ、俊さんが蹴っているのを間近で見せてもらったりとか。もちろん真似は全くできないんですけど、似たような感覚の蹴り方をレクチャーしてもらったりということはありましたね。

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