「(中略)
そのような(欧州から見た日本サッカーへの)不信感を克服するには強い個性が必要だ。メディアのスマートさも。ヨーロッパのほとんどの監督たち(少なくとも成功している監督)は、単なる監督ではなく、自らのPRマシーンでもある。
日本サッカーを注視している人たちは、これが森保監督にとっても、日本の監督全般にとっても、もうひとつの障害になると見ている。
(中略)
スペイン語しか話せないマルセロ・ビエルサ監督がリーズを率いたケースや、ギャリー・ネヴィルやデイヴィッド・モイーズがスペインのクラブを指揮したケースがあるが、必ずしも理想的ではなかった。
欧州のチームにとって、日本人選手を獲得するよりも日本人監督を起用する方がはるかにハードルが高いのはこのためだ。海外でのプレー経験のない森保監督にとって、チャンスは限られたままになりそうだ。彼の洞察力をもってしても、欧州サッカー界に参入する障壁はまだ難攻不落に思える」
森保監督の実績からすれば、欧州でのチャンスに値するが、現実的にはハードルは高いということのようだ。
とはいえ、2026年W杯後にはその去就が大きな注目になるはずだ。