スペイン1部レアル・マドリーは2日、アメリカの電機メーカー『HP Inc.』とのスリーブスポンサー契約締結を発表した。

今回の契約によって『HP Inc.』がレアルのユニフォーム史上初の袖スポンサーという、非常に歴史的なものとなる。

契約期間は2026-27シーズンまでだが、シーズン途中からの契約につき期間は3年半。契約金額は非公表だが、欧米メディアでは年間1,500万ユーロ(約24億円)から7,000万ユーロ(約112億円)まで、様々な数字が噂として飛び交っている。

契約調印式の場には、クラブ会長のフロレンティーノ・ペレス氏(右)と、『HP Inc.』最高マーケティング・コーポレートアフェアーズ責任者のアントニオ・ルシオ氏が出席。同社のネームと2027の数字が入ったユニフォームとともに2人が写真に収まっている。

『HP Inc.』は電機メーカー『ヒューレット・パッカード』の会社分割として2015年に設立された企業で、HPが社名そのもの。パソコンが主力商品だ。

今回の提携は単なるスポンサー契約ではなく、『HP Inc.』の技術を駆使したレアル・マドリーの“デジタル変革の加速”も目的の一つだ。本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」では、ゲーミング、プログラミング、ビジネス・マネジメントなど、IT技術の面でファン体験を向上させるという。

アントニオ・ルシオ氏は「HPとレアル・マドリーはどちらも、ファンを喜ばせ、並外れたパフォーマンスを実現し、コミュニティに影響を与えるという共通の情熱を持つ世界的ブランド。エキサイティングな取り組みを光栄に思う」と述べる。

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丸型の「HP」ロゴは、男女トップチームとリザーブチーム(レアル・マドリー・カスティージャ)のユニフォーム左袖に掲出する。

クラブ史上初の袖スポンサーを付ける最初の試合は、4日にホームで行われるラ・リーガ第23節に決定。アトレティコ・マドリーとの大一番「マドリード・ダービー」だ。

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