2020年からMLSのFCシンシナティでプレーする久保裕也。30歳になった彼は今季すでに2ゴールを記録している。

そうしたなか、『Yardbarker』は「久保はこのリーグで最も新しい“ガチ”のユーティリティプレイヤーであり、GK以外のあらゆる場所でプレーしている」として特集していた。

「モンテレイ戦では左サイドディフェンダーとしてプレーし、ニューイングランド戦ではウィンガーとしてゴールを決め、ニューヨーク・シティ戦ではセントラルミッドフィルダーとして試合のスペースとリズムをコントロール。NYレッドブルズ戦ではアタッカーに戻るとまたゴールを決めた」とも伝えている。

モンテレイ戦は3-4-1-2システムの左ウィングバックだったが、『Transfermarkt』によれば、久保は今季出場した10試合で7つものポジションでプレーしているという。

左ウィングとセンターハーフで2試合、右ウィング、セカンドトップ、左ウィングバック、右ウィングバック、守備的MF(ボランチ)でそれぞれ1試合とされている。確かに中盤から前線まで様々なポジションで起用されているようだ。

シンシナティによれば、久保はプレータイムで換算すると昨季のチームで最も多くチャンスを作り出している選手だったそう。そのうえで、「攻撃的MFとして、ポジションを問わず無限の汎用性を持つ久保は、ピンチの時にはどんな役割にもスライドし、質の高いサブも務めることができる」と讃えている。

パット・ヌーナン監督は攻守に渡る久保の貢献を讃えているほか、昨季まで同僚だったレイ・ガディスも「行動は言葉よりも雄弁であり、それが裕也から垣間見れるものだ。彼は何を求められても、グループのために模範となり、それ以上のことをする。模範を示して牽引してくれる。毎日、身を粉にして働く。それは年齢や経験に関係なく、チームのメンバーに伝わっていると思う」と賞賛。

「アタッカーだったのに守備的MFに転身した驚きの6人」

かつてはストライカーだった久保だが、アメリカで新境地を開拓し、チームで欠かせない存在になっているようだ。

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