小野伸二

出場した大会:2004年アテネ五輪

その大会での成績:3試合2ゴール

フィリップ・トルシエ監督の下ではサイドを務めた小野伸二であったが、オーバーエイジで招集されたこのアテネ五輪ではトップ下。本来のポジションでの活躍が期待された。

開幕のパラグアイ戦では2ゴールを決める活躍を見せたもののチームは敗れ、その後のイタリア戦でも2-3と敗北。小野伸二は3試合全てに先発フル出場したが、決勝トーナメント進出はならなかった。

徳永悠平

出場した大会:2012年ロンドン五輪

その大会での成績:5試合0ゴール

関塚隆監督が率いた2012年のロンドン五輪。日本代表はU-23のフォーマットになってから最高のものとなるベスト4という成績を収めた。そこにはオーバーエイジ2名の貢献も大きかった。

「戦術永井」と呼ばれた高速カウンターを後ろで支えたのが徳永悠平。酒井宏樹と両サイドバックを組み、フィジカルと守備力を生かした堅固な4バックを形成した。

吉田麻也

出場した大会:2012年ロンドン五輪、2021年東京五輪

その大会での成績:6試合1ゴール(2012年)、6試合0ゴール(2021年)

当時VVVフェンローに所属していた吉田麻也。このロンドン五輪でのオーバーエイジ参加とその活躍もあり、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンへと移籍することになる。

キャプテンとして6試合全てに出場し、決勝トーナメント1回戦のエジプト戦では清武弘嗣のフリーキックからヘディングでゴールも決めている。

そして、吉田麻也のオリンピックでの物語はこれで終わることなく、2021年夏に行われた東京五輪でもオーバーエイジ招集。全試合に出場し、再びベスト4進出に大きく貢献した。

塩谷司

出場した大会:2016年リオ五輪

その大会での成績:3試合0ゴール

当時サンフレッチェ広島でプレーしていた27歳の塩谷司。このリオ五輪ではセンターバックとして招集され、植田直通とコンビを組むことになった。

ただグループステージ第1節のナイジェリア戦でいきなり5失点するなど守備が崩壊してしまい、最悪のスタートに。その後コロンビア戦でも2失点するなどチームは振るわず、早期敗退を余儀なくされた。