南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、6月に開幕を迎えるコパ・アメリカ2024で初めて「ピンクカード」を採用することを発表した。
イエローカード、レッドカードに加えて使われることになる「ピンクカード」であるが、これは審判団が使用するものではない。
両チームのテクニカルスタッフが保有し、「頭部外傷や脳震盪の疑いがある選手が発生した場合に第4審判へと手渡される」という。
これによってその当該の交代が「脳震盪の影響による追加交代」に当たることを審判に証明する…という意味を持つカードだ。
コパ・アメリカ2024では頭部外傷や脳震盪の選手が出た場合に6人目の交代枠を追加するルールが採用されている。
この追加交代の枠を使うかどうかをピンクカードで証明するという役割を持っており、これによってピッチを去った選手はロッカールームやメディカルセンターに行かなければならず、試合終了後には脳震盪を評価するための検査を受け、その結果をCONMEBOLの医療委員会に提出しなければならない。
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先日行われたU23アジアカップの決勝戦で荒木遼太郎が頭部にショックを受けながら交代できなかったことで大きな話題になったが、同大会では脳震盪による追加交代ルールが採用されていなかった。
ただ、今年7月以降に終了するコンペティションでは世界的にこの追加交代ルールが導入されることが決まっており、コパ・アメリカ2024ではそのためにピンクカードが使われるとのこと。