兄から受けた刺激

オナイウの兄である元日本代表FWオナイウ阿道は今季からフランス2部オセールに移籍し、リーグ戦34試合15得点1アシストと大活躍する形でチームを1部昇格と2部優勝へと導いた。

海外で活躍する兄の活躍に刺激を受けるオナイウは「すごいレベルですごいことをしているといつも感じています。ヨーロッパの舞台であれだけの活躍をしている兄がいることは自分にとって大きいモチベーションになっています。自分も同じようなプレーをしたいというわけじゃないですけど、同じようなレベルでプレーできる以上の選手になっていきたいと思う」と追いかけている。

これまで日本代表で3試合3得点、フランスでの活躍と自身が目指す道を兄は突き進んできた。オナイウにとって道標のような存在でもあり、ライバルのような存在でもある。

「そういう意味では身近な存在にそんな人がいる環境は、なかなかないと思うので、自分は恵まれていると思います。その環境で逆に自信なくすんじゃ話にならないと思うので、だったらもう追い越しに行ってやるという気持ちを持ってやりたいといつも思わせてくれるのでありがたいです」と感謝していた。

仙台は2日午後1時にアウェーでいわきFCと対戦する。いわきには新潟医療福祉大の後輩・MF坂岸寛大(かんた)が所属しており、対戦を心待ちにしている。

「寛大は大学時代もマッチアップすることが多かったですし、結構バチバチやっていた(笑)。そういう意味ではもしマッチアップできるなら楽しみだし、負けたくないという気持ちももちろんあります。

きょうの敗戦も含めて次は踏ん張って勝たないとさらに厳しい状況になってしまう。チームとしては連敗しないことが大事なので、そこを徹底していきたいと思います」

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若くてパワフルな選手が集う仙台の爆発力はリーグ屈指だ。その中でもオナイウは確かな成長の歩みを進めており、チームにとって重要なアタッカーになりつつある。進化し続けるオナイウがチーム、ファンが待望する4季ぶりのJ1復帰につなげてみせる。

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