禁断の移籍、託された背番号10

東北の名門クラブである両チームは長年熱き戦いを繰り広げただけあり、当然両クラブ間の移籍は「禁断の移籍」と呼ばれることがある。今季仙台から氣田とMF加藤千尋が山形に加入したことで大きな話題となった。

ピッチ外での反響は大きかったが、変化を求める氣田は移籍の決断に踏み切った。

横浜FC瀬古(左)とマッチアップする仙台時代の氣田

――ライバルチームである山形からのオファーに葛藤などはありましたか。

もちろんお互いの関係、チームの関係性は分かっていました。だけど、それ以上に自分の何かを変えたいものがあって決断しました。

――人によっては「禁断の移籍」といわれることもありますが、このことについて氣田選手はどう感じていますか。

SNSで色々言われたみたいです。僕のインスタのほうにも結構酷いコメント、いわゆる誹謗中傷のようなものをいただきました。

それが、そういう「禁断の」といわれるものなのかと感じました。

――山形では背番号10番を託されました。

僕から言ったわけじゃないですね。クラブからいわれていただきました。

――10番といえばエースナンバー。クラブからの期待にどう応えていこうと考えていますか。

中心になってやらないといけないと思いました。ただ結果がそこまで出ていないので、そこの責任は強く感じています。

――話変わって、新天地である山形の町の印象を教えてください。

風景としては「山が多いな」という感じですね。町をちょっと歩いてみたりすると、「こんなところにこんないいお店があるんだ」という発見をできたことも地方チームならではという感じですね。そこは面白いなと楽しんでいます。

――山形の果物やお米も美味しいですよね。

そうですね。ご飯は美味しいし、お肉も美味しいです。この間さくらんぼも食べましたけど、美味しかったです。