6月30日に行われたJFL第14節、レイラック滋賀FC対ラインメール青森の試合は2-0という結果で終了した。

ホームで戦ったレイラック滋賀FCはここまで5勝3分5敗。Jリーグへの参入を目指すクラブとしては厳しい前半戦となり、しかも6月の4試合で2分2敗と苦しい時間を過ごしていた。

一方のラインメール青森は第5節の沖縄SV戦で敗れたあと8試合で3勝5分という結果となっており、2ヶ月以上一度も負けていない。しかも13節のヴェルスパ大分戦ではセットプレーで3ゴールを決めるなどして4点を奪い、勝利を奪っている。

そのような対照的な立場で迎えたこの試合、いい形でスタートさせたのはホームのレイラック滋賀FCだった。

前半7分に平尾壮の右コーナーキックから久保田和音がヘディングシュートを放ち、ゴールに決める。

久保田和音はこれで今季3ゴール目。コーナーキックからのヘディングで2点、直接フリーキックでのシュートで1点。全てを布引グリーンスタジアムでのセットプレー絡みで決めるという相性の良さを見せた。

さらに前半43分にも平尾壮の左コーナーキックからニアに飛び込んだロメロ・フランクがヘディングで合わせ、右ポストに当てながらネットを揺らす。これがレイラック滋賀FCの追加点となった。

対するラインメール青森は、前半は左サイドに開くベッサをうまく使おうとしていたように見えたものの、あまり攻撃面が機能せず。

後半には攻撃サイドを右に移してペースの変更を求めたようだったが、レイラック滋賀FCを崩すまでには至らず。1～2度のビッグチャンスでも体を張ったブロックに防がれ、ゴールにたどり着けなかった。

試合はアディショナルタイム4分を消化し、2-0のままで終了。レイラック滋賀FCが5試合ぶりとなるシーズン6勝目をあげる結果となり、一方のラインメール青森は9試合ぶりの敗戦となった。