日本代表は、中国を7-0、バーレーンを5-0で撃破し、W杯アジア最終予選で2連勝を飾った。

一方、近年低迷している中国は、サウジアラビアとの第2節にも1-2で逆転負け。特に埼玉スタジアム2002で行われた日本戦の歴史的惨敗は、“埼玉大惨敗”として中国でもショッキングな出来事として伝えられた。

中国のファンたちは中国代表を率いる70歳のクロアチア人であるブランコ・イヴァンコヴィッチ監督に激怒しており、解任論も浮上と報じられている。ただ、『renminbao』や『bannedbook』は、こうも伝えていた。

「中国代表は、2026年FIFAW杯アジア予選で2連敗を喫し、習近平主席の“強国の夢”を打ち砕いた。

党メディアは即座に代表監督を非難し、『無能な将軍』とのレッテルを貼ったところ、ネット民の怒りに誤って火がついた。その一方、ネットユーザーは北京の指示下にあるサッカー協会が問題の根源にあるとも指摘していた。

9月5日、中国はまず日本に0-7で敗れた。10日にはサウジアラビア相手に1-2で敗戦。中国国民が問題の根源を掘り起こして、中国共産党の権威主義体制が根本原因であると特定するのを防ぐため、党メディアと多くのサッカー解説者は過剰に騒ぎ立て、イヴァンコヴィッチ監督に責任を押し付けようとあらゆる手段を尽くした」

イヴァンコヴィッチ監督はスケープゴートにされたという見方もあるようだ。

「最も嫌われている」5つのチーム

「中国のネットユーザーはそう簡単には騙されない。党メディアが責任転嫁し、中国共産党の権威主義的で腐敗した体制がすべての問題の根本原因であるという事実を隠蔽していると指摘した」とも伝えられている。

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