各国でリーグ戦が開幕し、日々熱戦が繰り広げられている2024-25シーズンのヨーロッパサッカー。

各クラブそれぞれの夏を過ごしたなかで、新シーズンのカギを握るといっても過言ではないのが、移籍市場で獲得した新戦力だ。

2024-25のキーマンになるのは誰なのか、今回はフランスの名門「マルセイユ」で注目の新加入選手3人を紹介する。

エリー・ワイ

生年月日:2004年4月1日

国籍:フランス
前所属クラブ:RCランス(フランス)
移籍金:2,500万ユーロ

昨季リーグアン8位で欧州カップ戦出場を逃したマルセイユ。今夏は巻き返しを図るべく移籍市場を疾走しているが、そのなかでも最大の目玉といえるのが、RCランスから2,500万ユーロで獲得したエリー・ワイだ。

昨季の序盤戦は適応に苦しみ3年連続リーグ二桁ゴールは逃したものの、終盤は多彩なフィニッシュワークが蘇り、最終的には公式戦12ゴールをマークした。

チーム得点王のピエール=エメリク・オーバメヤングが移籍した今シーズン、21歳の若き新エースの出来が、名門マルセイユ復権の行方を左右する。

メイソン・グリーンウッド

生年月日:2001年10月1日

国籍:イングランド
前所属クラブ:ヘタフェ(スペイン)
移籍金:2,600万ユーロ

ワイと並ぶ補強の目玉ではあるものの、移籍前から大きな話題を呼んだのが、ヘタフェで復活を遂げたメイソン・グリーンウッドだ。

実力に疑いの余地はないが、過去に逮捕歴があるため(その後起訴はすべて取り下げられている)ファンが獲得に猛反発。さらにはマルセイユ市長までが反対の姿勢を示す事態にまで発展した。

逆風はしばらく続くかもしれないが、幸い開幕2試合で3ゴールとコンディションは最高の状態にある。失ったキャリアと名声を取り戻せるかは、このまま自身のプレーと姿勢で証明していくしかないだろう。