小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)

日本代表経験なし

パリ五輪でビッグセーブを連発し、“国防ブライアン”として人気者になった小久保玲央ブライアン。

五輪後最初のメンバー発表となった前回は初招集が期待されたが選ばれず。U-23で活躍したとはいえ、前所属のベンフィカでトップ出場がなかった経験値の低さも影響したのだろうか。

今夏移籍したシント=トロイデンでは守護神としてプレーし続けている。チームも序盤こそ絶不調だったが監督交代を機に結果も出始めており、今度こそはと期待されたが名前はなかった。

現時点でGKは大迫敬介、谷晃生、鈴木彩艶の3名が継続して選ばれているため、よほどのことがない限り割って入るのは難しいかもしれない。

藤本寛也(ジウ・ヴィセンテ)

日本代表経験なし

藤本寛也は“忘れられたヨーロッパ組”といっていい存在だろう。

東京ヴェルディから2020年夏にポルトガルへ渡って5年目。天才肌のレフティは2季目から10番を背負い、この夏にはドイツ2部ザンクト・パウリへの移籍も噂された。

ヴェルディ育ちのテクニックが武器だが、それが数字に表れないこともあった。しかし今季は開幕から7試合4得点1アシスト。8月のAVS戦ではハットトリックも達成している。

目に見えた数字を残していただけに一部には待望論もあった。ただ左利きの攻撃的MFには久保建英や堂安律もいるため、代表入りには強烈なインパクトが必要だ。

チェイス・アンリ(シュトゥットガルト)

日本代表経験なし

アメリカの元軍人だった父親と日本人の母親との間に生まれた大型センターバック。

高卒後に加入したシュトゥットガルトではセカンドチーム(4部)で経験を重ね、今季ついにブンデスリーガデビュー。CLではクラブ史上6番目の若さで出場も果たした。

技術的には大いに課題を残すものの、圧倒的な身体能力が魅力。デビュー以降もコンスタントに出場機会を掴んでおり、先日のCLでは右サイドバックで起用された。

ただ日本代表のセンターバックには20歳の高井幸大(川崎)がデビューしたばかり。右サイドバックにも同じく海外にルーツを持つ望月ヘンリー海輝(町田)も台頭しており、まだ時間はかかるかもしれない。

世代屈指の逸材ながらパリ五輪メンバー18名に含まれなかった海外日本人11名

一部には自国でのワールドカップ開催を控えるアメリカ代表入りを望む声もあり、先を越されなければいいのだが…。

なお、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)、橋岡大樹(ルートン)、中山雄太(町田)、浅野拓磨(マジョルカ)は負傷により招集外となっている。

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