川崎フロンターレは5日、FC町田ゼルビアとのアウェイゲームで4-1の逆転勝利を収めた。
13分に先制点を許したが、三浦颯太のゴールで追いついて迎えた38分、好調のストライカー山田新が逆転弾を決めてみせた。
日本代表GK谷晃生のパスコースを呼んだ脇坂泰斗が、パスカットと同時にスペースへ絶妙のダイレクトパス。これを山田がそのままループシュートし、懸命にカバーに入った日本代表DF望月ヘンリー海輝の頭もわずかに届かずゴールに吸い込まれた。
落ち着いて狙ったループシュート💫
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J1リーグ 第33節
🆚 町田vs川崎F
🔢 1-2
⌚️ 38分
⚽️ 山田 新(川崎F)#Jリーグ pic.twitter.com/V3oj1WeLie
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) October 5, 2024
DAZNで解説を務めていた林陵平氏が、昔やっていたサッカーゲーム「ウイニングイレブン」の“R1ループシュート”を思い出すほどの見事なループ弾。試合後に山田がこの場面を振り返った。
「相手のミスから、ヤスくん(脇坂泰斗)がトラップしてもいいシーンだったと思うんですけど、ダイレクトで自分が何もせず前を向ける強さのボールを置いてくれたので、本当にスムーズにゴールへ向くことができました。キーパーが前へ出ていたので、浮かせば入るなと思って。ちょっと危なかったんですけど、うまく入ってよかったです」
プロでは初めてとなるループでのゴール。GKの頭上を狙う意識について山田は「冷静にキーパーを見れて『出ているな』と思ったらやるときもありますし、練習でもたまにやるので…よかったです」と話しつつ、「狙い通りのところ(に打てた)かは…分からないです(苦笑)。(望月のカバーは)ヒヤヒヤしました」とほっとした表情で答えていた。
山田はこれでシーズン15点目。得点ランキング3位のジャーメイン良に並んだ(トップはレオ・セアラの20ゴール)。
「もちろん20点はいきたいなと思いますし、得点王も狙っています。しっかりあと5試合。(ルヴァンカップやACLも含めると)かなりハードですし、今日も自分的にはコンディション調整があまりうまくいっていなかった気がしました。今年は多くの試合に出て、シーズンを通して戦えていますし、そこのところの経験値も積めているので、コンディションもしっかり合わせながら…試合も連戦になってきますし、得点も取り続けながらやっていけたらいいなと思います」