スティーヴ・コリカ

オーストラリア代表:32試合5得点(1993~2006年)
サンフレッチェ広島:43試合14得点(2000~2001年)
現在:オークランドFCの監督

今夏、浦和レッズを退団した酒井宏樹が新天地に選んだのがスティーヴ・コリカ率いるオークランドFCだ。

1992年バルセロナ五輪で4位に輝いた黄金世代の選手で、オーストラリア代表としても活躍。得点力の高い攻撃的MFであり、1995年には日本代表との親善試合でゴールを記録した。

広島には、英国のレスターやウォルヴァーハンプトンでプレーした後の2000年に加入。恩師トムソン監督はその年限りで退任したが、翌年にはヴァレリー・ニポムニシ監督の攻撃サッカーのもと22試合11得点と大暴れした。

引退後はシドニーFCで長くコーチを務め、2018年に指揮官へ昇格。国内リーグを2度制するなど成功を収めており、今年6月、新設されたオークランドFC(ニュージーランドだがAリーグに参加)の初代監督に就任している。

アウレリオ・ヴィドマー

オーストラリア代表:45試合17得点(1991~2001年)
サンフレッチェ広島:24試合6得点(1998~1999年)
現在:メルボルン・シティFCの監督

オーストラリア代表として1990年代に活躍したストライカー。実弟のトニー・ヴィドマーも元代表DFである。

90年代にはベルギーリーグで得点王に輝いた実績があり、その後オランダの名門フェイエノールトにも在籍。スイス、スペインでのプレーを経て、1998年にトムソン監督の広島へ加入した。

ヨーロッパでの実績はオーストラリア勢でも最上位だったが、広島では1998年に15試合4得点、1999年に9試合2得点と振るわなかった。

指導歴は長く、オーストラリアのU-20・23代表、タイ、シンガポールなどで指揮をした経験も。これまで大きなタイトルは獲得していないが、国内リーグと2008年のACLで準優勝した実績がある。