3日にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われたF1のブラジルグランプリ。
ブラジルが誇る偉大なF1ドライバーだったアイルトン・セナさんは1994年に34歳の若さで事故死した。
そうしたなか、7度のF1年間王者を誇るルイス・ハミルトンは、ブラジルGPの前にかつてセナさんがタイトルを獲得した愛車でインテルラゴスでのデモ走行を行った。
今年で死去から30年となるセナさんを追悼するため、ホンダとマクラーレンは1900年に優勝したオリジナルマシンをインテルラゴスに持ち込んでいた。ハミルトンはブラジル国旗も掲げており、スタンドで思わず涙するファンも…。
そのハミルトンはこのようなメッセージをSNSに綴っていた。
「これはとても大きな意味がある。週末は(予選結果が)今のところ僕の思い通りにはなっていないけれど、ブラジルはいつだって夢が叶う場所。この国、人々、そして愛にとても感謝している。
僕はこの国で初めてチャンピオンになり、最高のドライブをした。そして今、名誉市民としてこの国にいて、僕のヒーローの車をドライブしているなんて、理解できないくらいだ。現実味がない。
とても光栄なことであり、僕の人生のハイライトのひとつとして振り返ることになるだろう。ありがとう、セナ。ありがとう、ブラジル」
ハミルトンは2022年にブラジルの名誉市民になっている。
このメッセージにはブラジルサッカー界のスターたちも反応。ヴィニシウス・ジュニオールはハートの絵文字、ロドリゴは「なんてすばらしい瞬間」、ガブリエウ・マルチネッリは「レジェンド」、そして、ネイマールは「HISTORY(ハートの絵文字)」というメッセージを送っていた。
なお、メルセデスに乗るハミルトンは予選16位、決勝は10位でフィニッシュしている。