3位:フィル・ネヴィル

所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン

国籍:イングランド

兄弟のギャリー・ネヴィルは選手として偉大なリーダーであり、解説者としてはユーモアに溢れ、監督としては大失敗するという非常に個性的な人物だった。しかしフィル・ネヴィルは逆である。

マンチェスター・ユナイテッドではサイドバックやボランチをこなす堅実なユーティリティプレーヤーであり、目立つ存在になることもなく、ニュースの見出しを飾る機会も少なかった。

プレミアリーグで500試合以上に出場しているにもかかわらず、彼には特別な瞬間や記憶に残るプレーがない。それでもピッチ内においての貢献は素晴らしいものがあった。

2位:グレン・ウィーラン

所属したクラブ:マンチェスター・シティ、ストーク・シティ、アストン・ヴィラなど

国籍:アイルランド

トニー・ピューリスが率いたストーク・シティで、ディーン・ホワイトヘッドと中盤を組んだパートナー。彼は291試合に出場して5ゴールしか決めていない、とても地味なタイプであった。

質素で飾り気のない戦術の中で「縁の下の力持ち」といえる役割に徹し、中盤でのディフェンスに集中し、チームのために身を粉にして戦い続けた。

その結果、ホワイトヘッドが馴染めなかったマーク・ヒューズ監督のサッカーにも適応。体格に優れた選手たちがゴールを決められるように、それ以外の仕事の多くを任されていた。

1位:ジェームズ・ミルナー

所属したクラブ:リーズ、ニューカッスル、アストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ、リヴァプール、ブライトン

国籍:イングランド

退屈なサッカー選手におけるキング。ジェームズ・ミルナーはそれで自身のブランドを築いたと言ってもいい。「boring James Milner」という悪名高いパロディTwitterアカウントが作られ、ミルナー自身もそれを受け入れてネタにしていた。

そして実際にミルナーは退屈と言われるスタイルだ。あらゆることを平均以上にこなし、様々なポジションで堅実にプレーする。

「名前=プレースタイル」を確立した6名

ただその極端な機能性は数々のクラブにおいて非常に価値あるものになった。最終的に彼はプレミアリーグで3回の優勝、チャンピオンズリーグの制覇という大きな栄誉を手にしている。

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