契約満了選手を狙った補強

2部リーグでも低予算だったチームだけに、外国人選手は数名しかいない。チームが下部リーグに所属していた時から在籍する選手をベースに、ブライテンライターがチームに就任すると同時に以前指揮していたTSVハーヴェルセから連れてきたマルク・ヴチノヴィッチ、サリュー・サネ(今季はレンタル移籍中)を加えたほか、今季主将を務めるセンターバックのウーヴェ・ヒューネマイアー(元コットブス)、左MFのシュトッペルカンプ(元ハノーファー、1860ミュンヘン)らチームに的確な人員を追加することで弱点を補っている。なるべく、契約が切れる選手を狙って獲得することで予算をなるべく抑えている。

チーム得点王のカフンガ

基本フォーメーションは4-4-2、または4-1-4-1、4-2-3-1が多い。昨季2部リーグ得点王に輝いたストライカーのマヒル・サールク(元トルコU-21代表)は怪我をしてしまったが、FWエリアス・カフンガが2ゴールをあげている。攻撃サッカーといっても、個ではなく組織で得点をとるチーム、MFアルバン・メハ(現在は怪我で離脱)、マリオ・ブランチッチの2名のパスワークを中心に今のところは誰がでても攻撃力低下を感じさせることはない。

『kicker』によるハノーファー戦のフォーメーション

同紙によるブライテンライターの選手評もまとめてみた。

DFヒューネマイアー
「率先して行動するタイプの選手であり、リーダーシップを発揮し、豊富な経験も持った選手だ。」

DFラファ
「彼の経験と身につけてきたものは、我々のチームに安定をもたらしてくれる事だろう。そしてそれがブンデスで戦うには求められている事なんだ。」

MFシュトッペルカンプ
「モリッツはドリブルを得意とし、キープ力もあり、推進力ももった選手だ。2部ではトップのアシストマンだったよ。」

MFヴランチッチ
「昨季我々は1部昇格を果たし、そして彼はキープレヤーになれる所まで見事な成長を遂げた。しかしまだ伸びしろがあるんだ。」

FWカフンガ
「彼の持つ走力やチームプレー、そして得点力によって、彼は我々にとって非常に重要な選手になっている。」

FWクチュケ
「大型FWであり、精力的に走り、得点力も兼ね備えている。空中戦も悪くない」

FWドゥクシュ
「マルヴィンは、まさに我々に足りなかったタイプの選手だ。中で存在感を見せ、スピードもあり、得点能力もある」