ブンデスリーガ史上最も輝きを放つ伏兵

ブライテンライターが今季の開幕前にチームを評した言葉、それが「ブンデスリーガ史上最も輝きを放つ伏兵」という言葉である。この監督、発言は非常に優等生ながらなかなかに面白い。海外の監督には珍しく、基本的に相手を褒めつつも自身のチームも評価しているのだ。最後に昨季からのチーム状況とそのコメントを見てみよう。

2013-14シーズン開幕前

「うちのチームはいい役割を演じられると思う」
「パーダーボルンにとっては、若い選手が成長し2部に定着することが重要。これは私自身の哲学でもある」

ブンデスリーガ昇格を決める

「この選手たちを指導していることを心から誇りに思う」
「我々のチームがこんなことを成し遂げるなんて、言葉では説明できない気分だよ」
「パーダーボルンのあらゆる種類のビールを飲めるこのチャンスを楽しまないと」

2014-15シーズン開幕前

「ブンデスでは精力的な、攻撃的なプレーを展開したいと考えている。」

1節のマインツ戦では引き分け

「終盤ではもっとうまくボールをキープ出来たと思うのだが・・・、その代償を支払う事となったよ。それが私が失望を感じている全てであり、今回勝利へと結びつかなかった事のすべてだ。勝利に相応しかったと思う。良い心構えを持ってプレーしていたし、逆転に至るまでの過程はセンセーショナルなものだった。」

2節のハンブルガーSV戦でブンデスリーガ初勝利

「我々がブンデスリーガで戦う力を持っていることをドイツ中に知らせることができて、とても嬉しい。この瞬間を楽しみつつも、浮足立つことなく進んでいくよ」
「もう2度と無いような、素晴らしい瞬間に居合わせている」

3節のケルン戦では引き分け

「ケルンはそのディフェンス力を今回の試合でも証明していた。多くのチャンスを作り出せていた事は良かったのだが、決定機を迎える事はなかったよ。ただ戦術的に非常にうまく守備を行う事ができていたし、ドローという結果は見合ったものだと思っている。両サイドともOKだろう。 」

4節のハノーファー戦から上位相手との厳しいホームゲームが続く

「ハノーファーは3位につけていて、ここまで失点は僅かに1つしかしていないのだ。高いクオリティがある事はわかるだろう。 」
「これから素晴らしいチームを相手に、ホームでの4試合が開かれる。ハノーファーはその最初の相手だ。この4試合は、我々にとってボーナスゲームだよ。もしも勝ち点1でも取れれば、それは我々にとってプラスアルファでしかない。」

選手のコメントを見てもあくまで目標は「残留」というパーダーボルン。まだまだシーズンははじまったばかりということから浮かれてはいない様だ。はたして、パーダーボルンの冒険は今後どの様に進んでいくのだろうか?

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