リーグアン屈指の攻撃的MFに

サンテティエンヌでの初年度は彼にとって素晴らしいとは言えないものになった。

開幕戦から起用されたもののインパクトは残せず、中盤戦ではデルニス、そして今ではボランチで有名になったマテュイディに左サイドのポジションを奪われたことも。終盤戦では右サイドで起用されるようになったが途中に真っ先に下げられることも多く、良いシーズンではなかったと言える。

もし彼が期待通りにプレー出来ていればサンテティエンヌが松井大輔を獲得することもなかったかもしれない。2008-09シーズンの前半戦でも、それほど重要な存在になれていたとは言えない立場だった。

状況が好転し始めたのは2009年あたりから。定評があったテクニック面に加え、徐々に得点に絡むプレーが増加し、両サイドから中央に絞るプレーが効果を発揮するようになった。

ゴンサロ・ベルヘシオ+イランの2トップからエマニュエル・リヴィエールをワントップで起用した4-2-3-1に変わった2010-11シーズンには、そのゴールセンスが爆発。第4節のランス戦では自身初のハットトリックを決めており、年間で13得点という素晴らしい結果を残している。

自身がファンでもあったPSGへの移籍が噂されたものの、カタール資本が入ったことによってその話はうやむやになり、2011年には若きエデン・アザールを擁してリーグ優勝を果たしたリールへ加入することになる。

アーセナルへと去ったジェルヴィーニョの穴埋めという形での加入であったが、リールでは安定した活躍を見せる。アザールがチェルシーへと移籍した後の2012-13シーズンはまさに彼のチームとなり、全38試合に出場している。

マルセイユに加入した2013年からの実績も圧倒的だ。特に昨季は7得点を決めた上に17回ものアシストを記録し、「パスマスター」との評価を確固なものとした。

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