今年度の北米王者を決めるMLSカップが現地時間の10日に開催され、シアトル・サウンダーズがPK戦の末にトロントFC(カナダ)を下し初優勝を飾った。
シアトルは120分を通じてゴールを奪えなかったが、昨年度MVPのイタリア代表セバスティアン・ジョヴィンコとアメリカ代表ジョジー・アルティドールというトロントFCが誇る強力二枚看板を完封。PK戦を5-4で制した。
The party's just getting started in Seattle.
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— Major League Soccer (@MLS) 2016年12月11日
シアトルはMLSに参入した2009年以来、全ての年でプレーオフ進出を果たすなど安定した成績を残しているが、これまではレギュラーシーズンで1位になった2014年の準優勝が最高成績だった。
今年もエースのクリント・デンプシーが負傷により中盤戦以降を欠場し、ウェスタン・カンファレンスでは4位に。しかし、名門スタンフォード大学出身ということで脚光を浴びたジョーダン・モリスの急成長もあり、創設9年目にしてMLSの頂点に立った。
合計14ゴールで新人王に輝いたモリス
一方、ジョヴィンコが加わった昨年以来躍進が顕著なトロントは初の地区優勝を果たしたものの、リーグ制覇にはあと一歩及ばなかった。
今年1月のスーパードラフトで日本人初となる1巡目指名を受けた遠藤翼はこの大一番にベンチりしたものの出番なし。開幕戦でのセンセーショナルなデビューにより期待を集めたが10月以降は出場機会を与えられず、1年目は21試合2ゴールという成績に終わっている。