――少し話を戻しまして代表の話を。森岡選手はハビエル・アギーレが監督の頃に招集を受けて二試合に出場しました。そこで感じたものは何かありましたか?

自分が今まで一緒にやった中で最もレベルが高かったのが、日本代表だったり、対戦相手でいうところのブラジル代表でした。だから、どちらも"レベルの違い”を感じましたね。日本代表の練習に初めて参加した時に驚かされたのは、やはり、海外のトップリーグでやっている選手たちでした。「持っている選択肢」が全然違うんですよ。そして、プレーの質も段違いでした。「この人たちは違うステージにいるな」と思いましたね。

――「全てが違う」という感覚だったわけですね。

でも、さらにその上のステージにいたのがブラジル代表でした。彼らを相手にした日本代表は選択肢を減らされているのに、彼らは全く変わらない。「本気じゃないのかな?」って感じるぐらいの余裕すら彼らにはありました。

――手応えはどうでしたか?

ゼロですね。全くと言っていいほど。「まだ戦えるレベルにはないな」と感じてしまったのが正直なところです。自分たちがボールを保持しても、「次、どうしようか…」と焦っていました。ただ、監督にアピールするためには持ち味を出さないといけない。で、そういう焦りが「チグハグさ」になって表れてしまいました。フリーにもかかわらず、「岡さん(岡崎慎司)、頼みます!」みたいな無茶なボールを放り込んだりで…。

――来年はロシアW杯です。意識は?

もちろん、していますよ。監督が代わってからは呼ばれていませんが…。

――ただ、欧州で活躍している選手の中には呼ばれている選手もいるので、可能性はありそうですよね。

どうですかね?僕はそれを信じてやるだけです。

――ちなみに、「究極の目標」というか、プレーしてみたいクラブとかは?

となると、バルセロナですね。そこはブレずに昔からやっています。「そこで通用する選手になる」という思いは持っています。

――その目標を目指す上での課題は?

それは全てですね(笑)課題は山積みです(笑)