2017シーズンの明治安田生命J1リーグも、早いもので閉幕してから約一ヶ月が経った。

おそらく、既にサポーターたちは頭を切り替え、関心事は来季の戦力補強に向けられているところだろうが、ここで「ホーム平均観客動員数増加率」という観点で昨季を振り返ってみることにしよう。

2016シーズンとの比較でランキング化すると結果は以下の通りだ。

1. セレッソ大阪(+68%)
2. 清水エスパルス(+34%)
3. 北海道コンサドーレ札幌(+27%)
4. サガン鳥栖(+12%)
4. ジュビロ磐田(+12%)
6. 柏レイソル(+10%)
6. FC東京(+10%)
8. ヴィッセル神戸(+7%)
8. 鹿島アントラーズ(+7%)

――――平均(+5%)――――

10. アルビレックス新潟(+4%)
10. 横浜F・マリノス(+4%)
12. ヴァンフォーレ甲府(変動なし)
12. 川崎フロンターレ(変動なし)
14. 大宮アルディージャ(-3%)
15. ガンバ大阪(-4%)
16. ベガルタ仙台(-5%)
17. サンフレッチェ広島(-9%)
18. 浦和レッズ(-10%)

※()内は増減率
※2016シーズンにJ2に在籍していたクラブはJ2での観客動員数を参照

上位は、J2から昇格を果たしたセレッソ大阪、清水エスパルス、北海道コンサドーレ札幌が1位から3位までを独占。

この現象は“お決まり感”もあるが、いずれもJ1残留を決めるなど、シーズンのスタートからゴールまでサポーターからの関心を常に集め続けた証だと言えるだろう。

とりわけ、昇格初年度で優勝争いまで演じたセレッソ大阪の圧倒的な増加率は目を引く。各方面で高評価を博すイベントが度々成功したこと、4万人以上の観客を誘引した「大阪ダービーの復活」も大きな後押しとなったはずだ。

そして、「昇格組」を除くと、1位は共に12%増のサガン鳥栖とジュビロ磐田。

前者は(鳥栖市の)人口7万人の中で観客動員数を着実に上げているクラブであり、今季は平均1.4万人越え。チームの順位は2016シーズンから好転したわけではないが、確実にサポーターが定着している印象だ。

また後者のジュビロ磐田については、よもやの上位進出を果たすなど、名波監督自身が「予想以上の出来だった」と評するシーズンの成績と観客動員数が比例した形。「シュンスケ効果」も当然あっただろうが、それ以上にチームとしての奮闘にサポーターが反応した結果ではないだろうか。

逆に減少傾向となったクラブは、大宮アルディージャ、ガンバ大阪、ベガルタ仙台、サンフレッチェ広島、浦和レッズの5クラブ。

いずれもチームの成績が振るわなかった顔ぶれだが、中でも唯一の二桁となった浦和レッズの低下は気になるところ。

2008シーズンには平均約4.7万人の動員を誇っていたクラブだが、今季は約3.3万人まで低下。昨季から見ても約4千人も減少しており、来季はこの悪しき流れの「食い止め」も求められるか。