アジア最強のナショナルチームを決める大会AFCアジアカップ2023が12日に開幕した。当初の予想に反して日本や韓国とアジアの列強といわれるチームが苦戦し、発展途上国といわれる国々が善戦を見せている。ワールドカップでドイツ、スペインと世界屈指の強豪を立て続けに破った日本がイラクに1-2で敗れ、韓国はヨルダンと2-2で引き分けた。イランもまたグループリーグ(GL)3戦全勝と好調に見えるが、香港に1-0辛勝と苦戦した。

この結果を受けてアジアの発展途上国の実力が底上げされているのではないかと考える者は少なくない。アジアの列強を目指す発展途上国の現状について掘り下げる。

発展途上国の躍進

今大会で驚きの躍進を見せる国が数カ国出現した。日本を破ったイラク、韓国と引き分けたヨルダン、グループAを2位突破したタジキスタン、UAEと引き分けたパレスチナ、グループBでオーストラリア、ウズベキスタンと接戦を繰り広げたシリアだ。

日本から金星を奪ったイラク

イラクはアジア杯2007年大会の覇者のため強豪国の一つであるが、他の国々ではパレスチナ、シリアは史上初のGS突破、タジキスタンは初出場ながらGS2位での突破と目覚ましい躍進を見せている。2019年から出場チーム増加によりGS3位突破の恩恵をパレスチナとシリアは受けたが、タジキスタンは自力で突破したことを考えると称賛に値する実力を見せた。

強豪国といわれる国々に肉薄する試合内容を見せる国々はチーム構成や国内のサッカー事情を見てみると劇的な変化が生じていることが分かった。