遂に決勝トーナメント進出の16チームが決定しました。前回大会のファイナリストであるイタリア、フランスが敗退するという波乱もありましたが、スペインは初戦黒星から見事な生還を果たしました。頂点にたどり着くのはどのチームか。一発勝負で「人生を賭けた戦い」がはじまります!

【Match 49】 ウルグアイ VS 韓国 (ネルソン・マンデラ・ベイ/ポートエリザベス)

グループAを首位通過した古豪ウルグアイとグループBを2位で通過した「アジアの虎」韓国の対戦です。

ウルグアイは初戦のフランス戦は3-4-1-2の布陣で挑むも以降は4-2-3-1の布陣。決勝トーナメントも成果を挙げた【ウルグアイ式カテナチオ】である4-2-3-1で挑むのではないでしょうか。チームの浮沈を握るのは規律の取れたディフェンスとスアレス、フォルランらで組み立てられる勢いあるカウンターでしょう。Qoly注目はやはりフォルラン。彼の攻撃センスなくしてウルグアイの復権は達成しないでしょう。

日本同様に海外でのワールドカップでは初のベスト16進出を果たした韓国。「歴代最強」の代表チームはアルゼンチンに力勝負で屈しましたが、ナイジェリアの猛攻を防いでのベスト16進出でチームに勢いが生まれたのではないでしょうか。グループステージ初戦は4-4-2で挑みましたが、2戦目、3戦目と4-2-3-1を選択。ウルグアイ戦はどちらのシステムを選択するか注目です。ウルグアイの攻撃陣を封じる事を優先するのであれば4-4-2、運動量や球際勝負を選択するなら4-2-3-1で挑むのではないでしょうか。Qoly注目はやはりパク・チソン。彼をどこでどのように起用するか。韓国の命運を握るのは「アジア史上最高の選手」で間違いなし!

【Match 50】 アメリカ VS ガーナ (ルステンブルク)

グループCを首位のアメリカとグループDを2位通過のガーナの対戦。ギャンかアルティドールか。フィジカルかテクニックか。見所満載の試合になるでしょう。

グループステージ最終戦のロスタイムで決勝トーナメント進出を決めたアメリカ代表。90分間諦める事のないスピリッツがドノヴァンのゴールを生み出したと言えるでしょう。ドノバンの多彩なキックに、アルティドールの強力なフィジカル、デンプシーの闘争心溢れるプレーなど見所満載です。まさに「Star-Spangled Pitch」と呼べるでしょう!Qoly注目はデンプシー。攻撃に守備にボロボロになりながら奮闘する姿はアメリカの象徴と言っても良いのではないでしょうか。

最終戦は敗れたものの、死のグループと呼ばれたグループD通過に成功したガーナは2大会連続のベスト16進出。内容的にはグループで最も充実しており、唯一生き残ったアフリカ大陸代表としてアフリカ全土の期待を集めることでしょう。ギャンの身体能力は天下一品。ディフェンスは堅固であり、「アフリカのブラジル」は本家同様手堅いながらも攻撃的なサッカーを披露します。Qoly注目はアナン。「ガーナのマケレレ」と呼ぶに相応しい存在感をピッチで証明。ボランチ大好きな筆者としては、類い希なる才能を感じる選手です。

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