3位 マティヤ・ケジュマン (25歳、PSV、530万ポンド)

ケジュマンは当時欧州の中で秀逸な攻撃的な才能を持った選手の1人として評価されており、チェルシーには550万ポンドの移籍金で2004年に加入した。彼はチェルシーのプレミアリーグ制覇の先陣を切る存在になり、ジョゼ・モウリーニョのチームで大きな役割を果たすと見られていた。それはPSVで大きな活躍を示してきたからであり、マンチェスター・ユナイテッドのルート・ファン・ニステルローイのようにイングランドでも変わらぬものと思われていた。だが、ニステルローイと同じ事はケジュマンには起きなかった。ケジュマンは40試合に出場してわずか7ゴール。プレミアリーグ市場最高の失敗の1つと言われるようになってしまった。だが、驚くことにチェルシーは彼を購入額と同額での売却に成功する。こうしてアトレティコ・マドリーへ渡ったケジュマンだが、以降も鳴かず飛ばず。8ゴールしか奪うことができずトルコのフェネルバフチェへと移籍していった。