9位 マーコ・マリン (23歳、ブレーメン、700万ポンド)
昨年の夏にチェルシーに加入したマリンは、スピードとスキルでサイドバックを切り裂く非常に将来を嘱望された若手選手であった。当時のロベルト・ディ・マッテオ監督は「NEXTアリイェン・ロッベン」としてマリンの獲得を望んだ。クラブもロッベンの後継者となるウィングをロッベン退団以降は獲得できなかった為、移籍マーケットの開いた中でもかなり早い段階で移籍が決まっている。しかし、マリンのチェルシーでのデビューは負傷の連続により伸び、1月まで待つこととなってしまう。チェルシーで出場できるようになった時のパフォーマンスが迫力に欠けていた事や、アンドレ・シュルレとサインした事でチェルシー内での序列は更に落ちてしまった。
マリンは来季からローン移籍でセビージャに加わることになった。たとえローン移籍から戻ってきたとしても彼はスタンフォード・ブリッジで十分な出場機会を得るのは難しいと言われている。つまり、彼のチェルシー在籍は短く失敗に終わった事を意味している。