この記事で紹介しているスパイクに代表されるように近年、スパイクは様々な色合いとデザイン性を高めている。
クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシらトッププレーヤーが履くスパイクを子どもたちが真似をしないはずがない。今や子供のサッカーチームを見ても常に色とりどり、様々なデザインのスパイクを履いている。聞くと「これは○○選手が履いていたから」と子どもたちはやや自慢げな表情で語る。
以前、マンチェスター・Uの指揮官だったアレックス・サー・ファーガソンは「黒しか履いてはならぬ」とユースのプレーヤーに色物スパイク禁止令を出したことがある。おそらくトップレベルにも達していない若造が履くものではないという意味合いでの指令だったのだろう。
一概には言えないがイギリスでは色物スパイクに対して賛否両論。ファーガソンに真っ赤な顔で言われれば私もさすがに黒のスパイクを素直に履くが、私はどちらかといえばサッカーの練習にくる子どもたちのように自由に色がついたスパイク履きたい方だ。やはりトップレベルが履くスパイクを履くと少しばかり不思議と身体が軽く、上手くなった気分に浸れる。これはユースのプレーヤーでも同じだろう。
話を最初に戻すと山本氏がデザインしたスパイク「adidas F50 Adizero Yamamoto」はすでに何人かのプレーヤーの手に渡されており、実際にトレーニング場で履かれている。今週末の各国リーグ戦。プレーヤーのプレーではなく、足元に少しばかり目を凝らしてみるのも悪くない。一体誰が一番ユニークなスパイクを履いているのか? 山本氏のスパイクを履いている選手は何人いるのだろうか? と。
筆者名:羽澄凜太郎
プロフィール:現在ロンドン留学中。1993年1月25日生まれ。東京都多摩市出身。小学生の時は野球少年であったが小学6年の時に生で見たレアル・マドリーの面々に感動し、本格的にサッカーを好きになる。
中学卒業頃からライターを志すようになり、高校卒業後、専門学校東京スクールオブビジネスに入学。そこでマスコミやライター、編集などのノウハウを2年間学ぶ。
ツイッター:@randyrin