欧州では例えばセリエA残留・セリエB昇格請負人の様な監督が何名も存在するが、Jリーグでは意外にも複数回昇格をさせている監督は多くない。以下がその一覧である。

3度の昇格実績:

石崎信弘 (柏レイソル2006・コンサドーレ札幌2011・モンテディオ山形2014)
小林伸二(大分トリニータ2002・モンテディオ山形2008・徳島ヴォルティス2013)
反町康治 (アルビレックス新潟2003・湘南ベルマーレ2009・松本山雅FC2014)

2度の昇格実績:

松田浩(アビスパ福岡2005・ヴィッセル神戸2006)
大熊清(FC東京1999・2011)
曺貴裁 (湘南ベルマーレ2012・2014)
三浦俊也(大宮アルディージャ2004・コンサドーレ札幌2007)

複数回昇格させている監督は僅か7名しかいない。そればかりか大熊、曺監督の2名は同一クラブでの達成で、違うクラブを指揮しての昇格を経験しているのは5名しかいないのだ。一方で、J1昇格を経験させた監督は後にJ1を優勝に導いている監督(例えば、ガンバ大阪の長谷川健太監督が2013年J1昇格、2014年J1優勝)も多くJ1昇格が以下に厳しいことがわかるだろう。

反対に、J1昇格を果たした場合、多くの場合は次の年J1で指揮をとることになる。例えば、松田監督は2005年アビスパで2006年ヴィッセルで昇格を経験しているが、これは2006年シーズン中にアビスパの監督を解任→ヴィッセルでコーチ就任→監督に昇格というミラクルが絡んでのこと。2006シーズンのアビスパはJ2降格をしているので、降格させた監督という見方もできる。次回はJ1で降格をさせてしまった監督を見ていきたいと思う。

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