クラブOBの野々村芳和氏が代表取締役社長に就任した2013年以降、財政健全化と優秀な下部組織の活用を軸に、ベトナム代表のスターであるレ・コン・ビンの獲得など独自色を発揮しているコンサドーレ札幌。財前恵一体制2年目となった2014シーズン、前季8位のチームはJ1昇格も視野に開幕を迎えたが、10位という成績に終わった。

開幕前、後にアジア王者となるウェスタン・シドニー・ワンダラーズから小野伸二の獲得を発表(※加入はシーズン途中)。ピッチ外での話題作りに加えピッチ内でも良い化学反応が生まれることが期待されたものの、小野は怪我で満足に稼働できず、前年からの上積みを目指したチームは停滞。夏に監督交代の荒療治でイヴィッツァ・バルバリッチ氏を招聘。FW都倉賢の爆発とともに巻き返したが、昇格プレーオフ圏内には届かなかった。

バルバリッチ監督が引き続き指揮を執る今季、チーム生え抜きの若手DF、奈良竜樹の移籍(FC東京へ期限付き)は痛いが、川崎フロンターレから元日本代表MFの稲本潤一を獲得。小野との黄金世代コンビは大きな話題となりそうだ。なお、昨季14ゴールの都倉は今季、9番を背負う。

Consadole Sapporo 2015 Kappa Home

札幌は15日、2015シーズンの新ユニフォームを発表。サプライヤーは10年目を迎えたKappaで、ホーム(1st)はもちろん、伝統的な赤と黒のストライプ。

クラブにとって大切な縦縞を、今季は太い幅にすることで安定感を表現。赤部分には2014モデルで取り入れられた「アイヌ文様」がグラデーションで再び採用された。

肩から脇にかけての特徴的な切り替えラインに沿って、北海道の雪をイメージした銀糸を使用。右袖にはアイヌ文様をイメージした柄で北海道を模したマークを配置している。


Consadole Sapporo 2015 Kappa Away

アウェイ(2nd)も引き続き、雪を思わせるような白。

チームカラーである赤と黒をアクセントとしてなかなか大胆に配置しており、身頃にはホーム同様文様の入ったストライプがシャドーで入れられている。襟は レアル・マドリーの今季モデルと同じような立て襟。

そして、このバランスでの赤パンツ採用はお見事!

記憶にある限り、札幌のアウェイで赤いパンツは初めてだと思われる。

GKのホームも定番の黄色となった。アウェイは緑、サードはピンクとのこと。

ユニフォームスポンサーは、胸が「石屋製菓」、背中が「サッポロビール」、袖が「JAグループ北海道」、パンツが「日本航空」で、いずれも継続。

背中の表記は昨季同様、FPホームが「CLASSIC サッポロクラシック」、FPアウェイとGKホームが「☆SAPPORO」と使い分けられている。

◆Jリーグ 2015シーズン新ユニフォームまとめ(J1・J2・J3)

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい