2013シーズン、4年ぶりのJ1復帰を果たしたものの、最下位でわずか一年でのJ2降格を余儀なくされた大分トリニータ。ただ、天皇杯ではクラブ史上初のベスト8という成績を残し、田坂和昭監督は留任。降格に伴って戦力を大幅に入れ替えながら、田坂体制4年目、クラブ創設20周年のシーズンに臨んだ。
森島康仁という前線のキープレーヤーを移籍したため、チームはそれまで以上に全員での攻守に渡るハードワークを重視。さらに、7月に期限付きで獲得したFW林容平(FC東京)がフィットしたことで得点力も増し、後半戦は昇格プレーオフ出場権争いを展開。6位で迎えた第40節の水戸ホーリーホック戦、後半アディショナルタイムに2得点を奪われての逆転負けが響き、惜しくも7位に終わったが、チームスタイルを反映してかリーグ戦の得点者は実に18人を数えた。
シーズン中に地元の企業再生ファンドから3億5000万円の出資を受け、債務超過を解消したことにより、今季も無事Jリーグを戦う大分。
このオフは田坂監督と契約を更新。注目の若手MF、為田大貴と松本昌也が残留したほか、ムリロ・アルメイダ、エヴァンドロという二人のブラジル出身FW(※ムリロは東ティモール国籍のためアジア枠)を獲得。他にもMF兵働昭弘(千葉)、DF山口貴弘(湘南)らが加わり、何より「さんぺい」の愛称で親しまれるFW三平和司(京都)が3年ぶりに復帰している。
大分は13日、2015シーズンの新ユニフォーム発表。サプライヤーは今年で18年目のPuma。
今季もポロネックタイプのシャツを採用しており、ホーム(1st)は伝統的な青をベースに、肩とサイド部分にもう一つのクラブカラーである黄色を11年ぶり(2004シーズン以来)に大きく取り入れたデザイン。
アクセントとしてゴールドと黒も配している。
背番号にプリントされているのはクラブエンブレムにもある「T」の文字。
ソックス上部分の黒もなかなか存在感がありそうだ。
白のアウェイ(2nd)はホームの色違いで、肩とサイド部分にこちらは青。
ホーム、アウェイともにユニフォームの特徴から、おそらくテンプレート自体は昨季の 2014モデルを踏襲しているのではないかと思われる。
近年、黒や赤が定着していたGKモデルは、ホームにこちらも黄色を抜擢。アウェイは赤を採用し、いずれも黒との組み合わせにより力強さを感じさせる。
ユニフォームスポンサーはいずれも継続。胸が「ダイハツ九州」、背中が「ネットワンシステムズ」、袖が「ジェイリース」、パンツが「九州乳業」となっている。
◆Jリーグ 2015シーズン新ユニフォームまとめ(J1・J2・J3)
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