インターナショナルマッチウィークということで代表戦の話題も多い中、英国のメディア『Daily Mail』が気になる情報を発信している。それは「昨シーズンのプレミアリーグにおけるベストイレブンが不調」ということだ。

Why are last year's PFA Team of the Year including Eden Hazard and Diego Costa failing to fire this season?
Posted by Daily Mail Sport on 2015年9月7日

『Daily Mail』が指摘しているのは「PFA年間ベストイレブン」である。これはPFAベストイレブン(=プロフットボール選手協会)のメンバーによる投票で選出されるものだ。

このベストイレブンは、プレミアリーグだけでなく、2部であるチャンピオンシップから4部のリーグ2までベストイレブンが選出されるのが特徴と言えるだろう。

さて、今回はプレミアリーグのベストイレブンが「不調」とされているが、まずは昨シーズンの受賞者の顔ぶれを振り返ってみよう。

2014-15 PFA年間ベストイレブン

GK:ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)
DF:ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(チェルシー)
DF:ギャリー・ケイヒル(チェルシー)
DF:ジョン・テリー(チェルシー)
DF:ライアン・バートランド(サウサンプトン)
MF:アレクシス・サンチェス(アーセナル)
MF:ネマニャ・マティッチ(チェルシー)
MF:フィリペ・コウチーニョ(リヴァプール)
MF:エデン・アザール(チェルシー)
FW:ジエゴ・コスタ(チェルシー)
FW:ハリー・ケイン(トッテナム)

メンバーを見てわかる通り、優勝したチェルシーからの選出が多い。また、全選手が今シーズンも同じクラブに所属しているのが特徴的だ。

では、『Daily Mail』が何故彼らを不調としているのか、個別の論評をご紹介していこう。

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