「5シーズン連続CLベスト16敗退」という不名誉に、今年こそ終止符を打つはずだったアーセナル。
しかし新シーズンの開幕早々、大きな危機が押し寄せている。
29日に行われたグループステージの第2節オリンピアコス戦で2-3と敗れ、まさかの連敗スタートとなったのである。
A sign of the times or will it get worse?
Why English teams are struggling in Europe.
http://t.co/GXsWOXHi80 pic.twitter.com/2AgvL262ZI
— BBC Sport (@BBCSport) 2015, 9月 30
A Euro-low for Wenger?
"Sit on the bench & lose a final in 2006 & ask that."
http://t.co/fUjc7s0XGH #AFC #AFCvOLY pic.twitter.com/X3ajd3S4kx
— BBC Sport (@BBCSport) 2015, 9月 29
2週間前に行われていたディナモ・ザグレブ戦にも1-2と敗れていたアーセナル。グループステージは全部で6節あるがその最初の2試合を落とし、勝ち抜けに関して暗雲が立ち込める結果となった。
そして、事態をさらに深刻にさせているのは、アーセナルが敗れた相手である。ディナモ・ザグレブとオリンピアコスはアーセナルにとって勝ち点3がある程度想定できた相手であり、これから第3節、第4節では世界的ビッグクラブであるバイエルンとの対戦が控えているのだ。
アーセナルはここ3シーズンで2度バイエルンと対戦しているが、いずれも決勝トーナメントで敗れている。
アーセン・ヴェンゲル監督にとってはこのバイエルン戦を前に「勝ち点6」を計算していたに違いなく、まさか「勝ち点0」の状態で強豪との2連戦に挑まざるをえなくなった。仮にバイエルン戦を連敗すればグループステージの勝ち抜けは絶望的なことになり、ヴェンゲル監督の進退も危うくなる可能性がある。
では、このCLという舞台において、グループステージで連敗スタートを切りながらも勝ち抜けを決めたチームはあるのだろうか?
今回は、名称が「UEFAチャンピオンズリーグ」に変更された1992-93シーズンからの全結果を調べてみた。