10代といえどセレッソ降格の責任は免れず、批判も浴びるなかで南野が新天地に選んだのはオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクだった。

ザルツブルクが所属するオーストリア・ブンデスリーガはお世辞にも欧州トップリーグとは言えない。それだけに成長を急ぐ焦りと危機感から決めたように映る移籍には懐疑的な見方もあった。しかし、そんな心配をよそに更なるステップアップを目指す野心に満ちた選手に囲まれた南野は、継続的に起用されることで成長を遂げていく。

そして今シーズン、主に2列目での起用であるが開幕からゴールを量産。一時は得点ランク単独で2位に立つなど、ここま5ゴールを決めている。その活躍の報はもちろん日本へも届き、リオ五輪のエース候補としても期待を受けるなか今回のA代表招集へと繋がったのである。

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