2011年に栄華を極める

2011年8月にFIFAランク1位(1596pts)を獲得し、オランダ代表はデータ上は世界で最も強いチームになった。

だが、その後は苦戦続き。2014年ワールドカップではルイス・ファン・ハール監督の元で強さを見せたが、同大会が始まるまでは2014年4~6月には15位と低迷している。しかし、それでも今の順位より1つ高い。

21世紀に入りドイツと並び安定した強さを誇っていたオランダ代表は、2009年、2010年には2~3位をキープするなど一桁順位をキープしていた。2008年や2001年に10位まで低迷したことがあるがそれ以下には落ちたことがなくデータ上でも強さを証明していた。

EURO2000前に低迷時期がありこの時は21位と今よりも低い順位であるが、年間順位は8位と一桁に留めている。年間順位で見ると、1999年に19位というものがあり唯一の二桁順位となっている。どちらも「20世紀」の出来事である。

2000年上半期のオランダ代表FIFAランキング

2000年7月 8位
2000年6月 21位
2000年5月 21位
2000年4月 20位
2000年3月 19位
2000年2月 19位
2000年1月 19位

オランダ代表の年間FIFAランキング

2014年 5位
2013年 9位
2012年 8位
2011年 2位
2010年 2位
2009年 3位
2008年 3位
2007年 9位
2006年 7位
2005年 3位
2004年 6位
2003年 4位
2002年 6位
2001年 8位
2000年 8位
1999年 19位
1998年 11位
1997年 22位
1996年 9位
1995年 6位

2002年ワールドカップで予選落ちをした2001年もFIFAランキングは年間8位であり、21世紀に入りトップ10から落ちたことがなかったのだ…。

EURO2000は、オランダとベルギーの共催で開催された。強豪オランダに対して、当時ベテラン偏重になりつつあったベルギーは苦戦を強いられると予想されていた。それから15年、ベルギーはFIFAランキング1位になり、オランダは苦戦している。

フットボールの世界の潮流は激しい。

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