「ノールック」という技は攻撃面で相手を惑わしても、守備面で効力を発揮するものではないはずだ。

しかし、さすがは王国ブラジルである。

絶体絶命のPKの場面で、危機を救ったGKがいたらしい。

ガウチョ1というリオグランデドスウ州選手権で、グロリアはインテルナシオナルと対戦。85分、0-2とリードしているインテルナシオナルにPKが与えられた。

これをマルキーニョスが蹴るのだが…

マルキーニョスのキックは一度右のゴールポストに当たり、今度は左のゴールポストを直撃。予め左側に飛んでいたグロリアGKラファエル・ホバージョは、完全にボールの行方を見失っていた。

そしてここにマルキーニョスが詰め再びゴールを狙うのだが…後ろを向いていたホバージョがなんと“ノールック”でこれを阻止!

意図的ではなかったにせよ、PKという場面でのこれはスゴい!

かつて、PKの場面でこんな体勢のままセーブしちゃったGKがいただろうか…。

神セーブを発揮したホバージョだがこのわずか数分後、マルキーニョスにゴールを許してしまったという。ミラクルプレーも実らず、グロリアは0-3と敗れている。

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