アーセン・ヴェンゲル
「また、私はサッカーにおけるポジティブな考えは、スタイルに対しての野望を持つことだと思っている。もしビッグクラブがそれを持っていなければ、何かが欠けているように思う。
このサッカーの歴史を通して、大きなクラブ、そして、大きな代表チームは、そのような野心を持ってきたものだ。
それはブラジル代表、あるいはバルセロナやレアル・マドリーのことだ。そして、私はアーセナルもプラスの評価を得ていると思う。
イングランドのビッグチームといえば、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドなどだ。常にそのようなものを持ってきた。それは、コーチとして基本的な義務である」
「(アレックス・オックスレイド=チェンバレン、セオ・ウォルコットらに批判があり、EUROにも選ばれないのではないかと言われている。選手たちについては?)
選手に対しては、キャリアの中で出来る限りの栄光を手に入れられるよう助けたいと思っている。最終的には、それぞれのタレントに責任を持つことは出来ないが、我々の選手とともに何をやっていくかという点についてはそれがある。
私が尊敬する人間は、『この男は、成し遂げられるだけのものを手に入れてきたな』と言える者だ。全ての選手が、そのポテンシャルを最大限に生かした栄光を手に入れられるよう、私は手助けしていきたい。
本当のリスペクトというのは、そういうものだ。可能性の全てを実現させたと感じるときにやってくる。
ある人が60~70%の才能を発揮した。それは、その人物が非常に優秀であっても、『友人よ、君は間違っている』と思わせるのだ」
厳しい立場のヴェンゲル監督、それでも強調するのは「正しさ」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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