ネマニャ・ヴィディッチ
(リヴァプールが君を求めていたというのは本当?)
「そうだね。ラファ・ベニテスが僕に電話をくれた。そこに行くことに近づいていたよ。ただ、僕の英語はあまり良くなかったし、コミュニケーションに苦しんだ。
それからマンチェスター・ユナイテッドに来た。ファーギーは僕に電話をくれて言ったんだ。
『私はセルビア対フランスで君の試合を見た。君が欲しい』と。ユナイテッドは決定的だった。すべてが早く進んだよ。2日くらいだ」
(トーレスとドログバ、どっちが嫌な相手だった?)
「ドログバのほうが厳しかったね。トーレスはいつも得点チャンスを作ってきた。ただ、ドログバのほうが試合を通してのものだったね。
人々は言う。『トーレスとの対戦で難しい試合があったね』と。ただ、それは1試合だけなんだ。
ヘディングをしようと思ったが、心変わりしてエドウィン(ファン・デル・サール)に渡そうとした。その時に距離を見誤っていたから、トーレスに取られたんだよ」
(2008年のチャンピオンズリーグ決勝のPK戦では、蹴る準備はしていた?)
「僕は7番手か8番手だった。僕か、ギグシーか。彼には『君のほうが経験があるから蹴るべきだよ』と言っていたんだ。
だから彼が7番目に蹴って、僕は次だった。ただ、自分は必要ではなかった。あの時彼は40歳だったが、まだシャープだったね」
(2008年は古巣の本拠地ルジニキ・スタジアムだったね)
「素晴らしい夜だった。スパルタク・モスクワでプレーしていたから、友人が僕を見に来ていた。ロシアは僕に対して良くしてくれた。
最初は厳しかったが、徐々にロシアのことを学んで、それを楽しんだ。マンチェスター・ユナイテッドの一員としてそこに戻れて幸せだった。モスクワでは眠れなかったね。
長いパーティをやって、飲みまくった。おそらく、ディディエ・ドログバが試合を通して僕を殴ろうとしていたことを忘れられた理由はそれだね」
日本食レストランに通う日々!引退したヴィディッチ、一問一答が面白い
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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