MLS
クラブとは違うが、アメリカのサッカーリーグも何度も危機を乗り越えてきて、現在世界でも屈指のものになっている。
1967年創設されたNASLは、経営に失敗し1984年に解散。ワールドカップ開催後の1996年にようやくトップリーグが復活することになったが、初期は成功とはいえなかった。
最初の5年間でなんと2億5000万ドルの損失を出し、観客数も20%以上下がり、もはや解散は避けられないかと思われた。
しかしながら、2002年が大きな転機となる。チーム数の削減、そして日韓ワールドカップでのアメリカ代表の躍進である。
これを活かしてマーケティングを活発化させたMLSは復活を果たし、徐々に財政を安定させていく。
各クラブがスタジアムを自社で所有する、SNSを活用してファン層を広げるなど、今や経営手法の面では世界でも屈指のものとなっている。