中東の「王様相撲」サウジアラビアリーグ

サウジアラビアは中東で最も強豪と言えるリーグだが、現代のクラブの運営はUAEやカタールのように派手ではない。

資金力は豊かであるが、かつてのようにロベルト・リベリーノを獲得するようなことはほとんどない。

どこもサウジアラビア代表選手を軸としたチームを構築し、外国人選手は世界的に有名なスターよりも、実を取った補強をしている。

これはおそらく、UAEやカタールと比べるとサポーターの数が多いため、インスタントに話題を集める必要がないからであろう。

アル・ヒラルも、現在所属している外国人選手6名は決して世界的なビッグネームではない。

ブラジル人MFカルロス・エドゥアルド(写真)、ウルグアイのFWマティアス・ブリトスとMFニコラス・ミレシ、ベネズエラ人FWヘルミン・リバス。

アジアからはオマーン代表GKアリ・アル・ハブシと、シリア代表FWオーマル・ハリビンだ。

ちなみに清水エスパルスに所属しているチアゴ・アウベスはアル・ヒラルに保有権があり、ローンで日本へ来ている選手である。

一方、指揮官についてはかなり短期間で変える傾向があり、昨年からはあの横浜マリノスでもプレーした元アルゼンチン代表FWラモン・ディアス氏が率いている。