FW:サディオ・マネ

2016年にリヴァプールに加入したマネ。アンフィールドでプレーすることに先立ち、レッドブル・ザルツブルク時代に彼を指導したオリヴァー・グラスナー監督はクロップにとって完璧な選手となるだろうと予告していた。

「マネはディフェンスでもチームのために尽くす。リヴァプールにとってそれは非常に重要だ。彼はザルツブルクでもそれをこなしていた。彼はそれをやりたがるんだよ。自分の利益になることを知っていて、それだからゴールもアシストもできるってね」。

この予言は当たった。マネはリヴァプールにとって欠くことのできない重要な存在になっただけでなく、その疲れを知らない勤勉さによってクロップのビジョンは実現可能となったのだ。

クロップのもとでは、195分に1度の割合でゴールを決めているほか、アシストも少なくない。

より重要なことは、彼の驚異的なスピードとボールスキルによって、相手陣がズタズタになることだ。特に相手のサイドバックは餌食になる。

このところはハムストリングに怪我を抱えているが、彼がいなかったスパーズ戦に惨敗したことによって、チームで最も重要な選手だということが浮き彫りになった。

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